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城下町の記憶

日本三大水道の一つ、旧赤穂上水道が江戸時代前期に整備された結果、城下町の街路(町割)は現代まで改変されることはありませんでした。JR播州赤穂駅前の「お城通り」から一つ脇道にそれると、江戸時代から続く寺院が静かにたたずみ、武者隠しなど当時の街路の名残りを見つけることができます。

日本三大水道の一つ、旧赤穂上水道が江戸時代前期に整備された結果、城下町の街路(町割)は現代まで改変されることはありませんでした。JR播州赤穂駅前の「お城通り」から一つ脇道にそれると、江戸時代から続く寺院が静かにたたずみ、武者隠しなど当時の街路の名残りを見つけることができます。

  • 旧姫路街道(百目堰)

    羽柴秀吉が毛利攻めの際に整備したと言われる。かつては土手道であり、旧赤穂上水道の導水路ルートでもあった。

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  • 熊見川(加里屋川)

    明治25年の大水害以前は、幅約150mの大河川があり、赤穂城や城下町に面していた。現在は加里屋川がその名残を伝える。

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  • 花岳寺通商店街

    レトロな雰囲気を残す商店街。一つ南の通りには赤穂緞通工房もある。

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  • 旧備前街道

    赤穂城下町は姫路街道と備前街道をつなぐ場所にあり、かつての自然堤防が備前街道になったと思われる。敵兵の視通を防ぐため緩やかな曲線を描いている。

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  • 鍵型街路

    赤穂城下町は近現代に整備された3本の大通りを除くと江戸時代の街路がそのまま残っている。鍵型街路は城下町防備の仕組みであり、敵兵集団が全力で走れないようになっていた。

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  • 武者隠し

    赤穂城下町では道路幅が突然少し広くなったり狭くなったりする街路が多いが、これは「武者隠し」と呼ぶ城下町の防備構造であり、20ヶ所以上で認められる。

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  • 旧赤穂上水道配水管(橋下)

    江戸前期にできた旧赤穂上水道は、太鼓橋前の外堀の下を逆サイフォンの原理を用いて潜らせ、大手門下の枡に吹き上げさせて城内に水を引いていた。橋の下に見える土管は、近代の旧水道改修により堀の下を通ることなく配水できるようにしたものである。

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